失業保険を受給するためには、必ず初回の「雇用保険説明会」に出席しなければなりません。
その説明会の内容やどれくらいの時間が掛かるのかを、実際に参加してみた結果をご紹介しようと思います。
但し、ハローワークによって内容や時間は多少違ってくるかとは思いますので、あくまで「目安」としてお考え下さい。
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もくじ
「説明会」と「講習会(セミナー)」がセットだった
説明会と講習会を別々にされている所もあるようですが、私が参加した説明会は「講習会」とセットでした。
ただ、正直「どこまでが説明会でどこから講習会なのかはよくわかりません」でした(なので、この記事では両方併せて「説明会」とします)。
セットの方が「時間が長くなる」というデメリットもありますが、
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というメリットがあります。
説明会の内容と所要時間
説明会の内容をご紹介します。
持ち物と貰う物
【持ち物】
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「失業認定申告書」は白紙のまま持参します。
「筆記用具」はボールペン1本で十分です。
尚、受給申請をした際に「不足物」があった人は、上記以外にも持参しなければならない物があるので、必ず事前に確認しておいて下さい。
受付で「しおり」を提示すると、
【貰う物】
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などを受け取ります。
会場と座席
会場はハローワーク内でした。
受付を済ませ、会場に入ると「座席自由」だったので適当に着席します。
パイプ椅子だけが並べられており、テーブルはありません。
説明会の中で、失業認定申告書に記入をする必要があるのでテーブルが無いと書きにくいのですが、しおりを下敷きにして書くなどの工夫をして下さい。
ちなみに服装は「私服」で構いません。
スーツを着ている人は私も含め、一人もいませんでした。
9時30分~9時45分「求人募集の傾向や求職状況の話」
説明会が始まると約15分ほど「労働市場」の話があります。
「「事務職」は求職希望に対して企業からの募集が少なく、「介護職」は企業が常に人材を求めているので有効求人倍率が高い」というような内容でした。
言われてみれば、渡された資料や求人情報の多くに「介護の仕事」が載っています。
介護の仕事については、下記ブログがとても参考になります。
9時45分~10時30分「DVDを観る」
約45分間、DVDを放映されるのでそれを観ます。
早期就労を促したり、職業相談で直接職員に相談することのメリットを伝える内容でした。
窓口で相談すれば、ハローワークの端末に載っていない求人情報や応募状況(何名応募して既に何名内定済とか)を教えてくれるそうです。
全体的な内容としては、しおりに書いてあることの抜粋であったり、補足のようなものです。
10時30分~11時05分「職員の話」
DVDが終わると、再度職員の話を約35分間聞きます。
しおりに沿って、雇用保険受給資格者票の見方だったり、失業認定申告書の書き方の説明を聞きます。
健康保険や年金も「国民健康保険」と「国民年金」に切り替える必要があります。
その説明もありました。
そして、ここで実際に失業認定申告書を「ある程度」書き込みます。
左上の「就労や内職などを「した」か「しない」」の所は、私の場合「不明点」があったため未記入にしてあります。
私が参加した説明会では講習会(セミナー)もセットになっているため、「求職活動実績」が「初回講習」と「セミナー」の2回分認められます。
このお陰で、次にハローワークに来ることになる「初回認定日」に必要な活動実績を満たしてくれます。
11時05分ちょうどに「では、以上で終わります」「他に個別で質問がある人は前まで来て下さい」と言われ、質問等が無ければここで終了です。
雇用保険初回説明会の所要時間は9時30分~11時05分の「1時間35分」でした。
11時05分~「個別質問」
職員が1人しかいないので、質問がある人は整列して順番を待ちます。
立ち話になるのでゆっくりとは相談できないのですが、私は「ブログ収入は内職として申告が必要なのか?」ということを質問しました。
すると「今ここでははっきりした返答ができないので、雇用保険の窓口で聞いて欲しい」と言われました。
ですから私は、ハローワークの同じ建物内にある「雇用保険の相談窓口」で番号札を取って順番待ちをすることにしました。
その時の結果は下記記事に書いています。
最後に
今回は「雇用保険の初回説明会の内容と所要時間」について記事を書きました。
失業保険を貰うまでには沢山のハードルがあります。
これは「権利の上に眠るものはこれを保護しない」という法治国家の特徴でもあります。
自分の権利は自分で守っていく必要があります。
これから失業保険の受給をするために初回説明会に参加しようと思っている人の参考になれば幸いです。