皆様は「エッサッサ」をご存知でしょうか。
エッサッサとは、日本体育大学伝統の応援スタイルのことです。
とても印象深くて興味深い応援スタイルであるため、今回は「エッサッサの意味ややり方をご紹介し、実際に動画でもチェック」していきたいと思います。
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もくじ
「エッサッサ」とは?
では早速、「エッサッサ」についてみていきたいと思います。
意味や歴史
日本体育大学のホームページから引用します。
日本体育大学の独特の応援スタイルとなった『エッサッサ』は大正10年代の本学の前身である体操学校でうねったスポーツの波が誘因となって誕生しました。
その当時の体操学校は、日本体育会が大相撲と密接な関係を結んできたこともあってか、全校を挙げて相撲の応援に国技館に駆けつけていました。その当時、東京農大には『大根踊り』が、商船大学には『錨をあげて』が独自の応援スタイルとして名を馳せていました。体操学校でも、そのような独特の応援スタイルを考案しようという気運が高まってきました。これに応えたのが、当時体操学校の在学生であった、平井一氏でした。氏が回想するところによると、モチーフとされたのは当時アメリカから持ち込まれていた『ピストン・ロッジ・アームモーション走法』でした。この腕の振りに静と動、強と弱、速と遅の要素を取り入れ、掛け声を『エッサッサ』に。
このように日体独自の応援スタイルは平井氏がいた学生寮で誕生しましたが、現在に至るまで連綿と継承してこれたのも、学生寮が責任を持って先輩から後輩へと伝えつづけてきたからにほかなりません。
時代は移り、エッサッサも時の寮生たちによって少しずつアレンジされてきました。そして『離合集散』の美を表現しながらエッサッサをより勇壮なものへと仕上げていきました。月明かりに獅子が月に向かって咆哮する様子(さま)を表現したもの、との説明が加えられるに及んで、この静の強さを強調したスタイルは完成したといえます。『演じて見せるエッサッサの世界』は、われわれ日体人の精神的な土壌といえるのかもしれません。
【出典】日本体育大学
大正10年代に日体大の前身である「体操学校」で誕生した非常に歴史のある伝統的な応援スタイルになります。
「ピストン・ロッジ・アームモーション走法」の腕の振りに「静と動」「強と弱」「速と遅」の要素を取り入れることで、掛け声が「エッサッサ」の始まりのようです。
そして、時代とともに寮生たちによって少しずつアレンジされたことで「離合集散の美を表現しながら勇敢なもの」へと仕上がったのが現在の「エッサッサ」です。
そのスタイルは「月明かりに獅子が月に向かって咆哮する様子(さま)を表現したもの」のようで、確かにそう言われてみればエッサッサの動きは「獅子の咆哮」に見えますね。
やり方(動画でチェック)
次に「やり方」ですが、エッサッサの正装からご紹介したいと思います。
【エッサッサの正装】
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この正装をした上でエッサッサを始めるわけですが、そのスタイルに負けず劣らず印象的なのが「和太鼓の音」です。
やっぱり日本人は和太鼓の音が好きなんだと思います。
早速動画でチェックしてみましょう。
和太鼓の音色から始まり、「おう!」という掛け声とともに駆け足で整列します。
独特のポジションと準備動作から「エ~~サッサッ!」という掛け声と獅子の咆哮のような動きを表現します。
「百聞は一見にしかず」なので、実際動画を観てみて下さい。
一見、コミカルに見えてしまうかもしれませんが、実際にやってみるととても「きつい」姿勢と動作になります。
当然、やっている人達は真剣そのものですし、伝統ある応援スタイルのエッサッサに自信と誇りを持ってやっています。
和太鼓の音色とマッチしてとても迫力のある「応援美」だと言えます。
1回観るとやみつきになってしまいます。
最後に
今回は、日体大伝統の応援スタイル「エッサッサ」の「意味や歴史」「やり方」について記事を書きました。
私は日体大出身ではありませんが、実は実際にエッサッサをやったことがあります。
それは、中学の時の体育教師が日体大出身の先生だったからです。
エッサッサの正装をした上で、中学の運動会の演目のひとつとして練習に練習を重ね「エッサッサ」をやりました。
本気でやると足の筋肉もパンパンになりますし、とても1日2日でマスターできるような代物ではありません。
そういうご縁もあったため、今回はエッサッサの記事を書きました。