最近、浴室の水道のハンドル下の部分から水が漏れてきていたので、自分で水道のハンドルを外してパッキンの交換をしました。
しかし、普通なら数分もあれば完了する作業が3日も掛かってしまったのです。
その理由は、水道のハンドル内のネジが固くて回せずに、何度も力任せにやっていたらネジ穴がバカになって(なめて)しまったからです。
3日間も掛かってしまったのは、色々試行錯誤して何とかネジを外そうと頑張った挙句、色々調べて結局「ネジザウルスM2」というなめたネジを外す救世主ともなる工具を注文して、家に届くまでの日数も含まれているからです。
どう足掻いても外れなかったネジがネジザウルスで外れた時は、正直感動してしまいました。
ネジザウルスはペンチのような形をした工具で、沢山の種類があります。
今回、私が購入したのは「ネジザウルスM2」というタイプです。
「どういう状況だったのか」「何故、M2タイプを選択したのか」も含めてご紹介したいと思います。
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もくじ
固いネジの外し方
固いネジを力任せに回そうとすると、私のようにネジ穴がなめてしまい外す手段が限られてきてしまいます。
一般的には
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という方法があります。
最終的にはネジに電動ドライバーで新たなネジ穴を作り逆回転で外す方法やドリルでネジごと破壊する方法もあります。
そこまでいくとさすがに手間もお金も掛かってしまうので、何か良い方法はないかと調べていると「ネジザウルス」という工具があることを知りました。
なめたネジの外し方
なめてしまうとネジ穴がバカバカになりドライバーが空回りをしてしまいます。
この場合は、「輪ゴムなどをネジ穴に噛ませて外す」という方法があるようです。
しかし、結局は電動ドライバーが必要ですし、なめた上に固いネジを外すには手動では無理があるように思います。
電動ドライバーが家に無い場合、やはり「ネジザウルス」頼みになりそうです。
ネジザウルスとは
ネジザウルスにはどういう特徴があるのかを見ていきたいと思います。
特徴
【出典】株式会社エンジニア
普通のペンチの溝は「横溝」しかついていないため、ネジを掴んでも滑ったりしっかり掴めなかったりして回すことができません。
しかし「ネジザウルス」には「縦溝」がついており、しかもネジをしっかり挟んで掴みやすい構造をしているのが特徴です。
ニッパー部分では電線も切断できるようです。
正直「そう単純な問題だろうか」「そう上手くいくだろうか」と半信半疑になりながらも、他に方法がないため購入を決意しました。
動画で確認
購入する前に動画も確認しました。
【株式会社エンジニア公式PR動画】(51秒)
なるほど、これを見ると試してみたくなりますね。
実際に固くてなめたネジを外してみた(※画像注意)
ネジザウルスを購入するのは良いのですが、色々な種類があるので「どのタイプを買えばいいのか」ということです。
私が困っている状況
※汚れて見えるのはサビとペンチなどで力任せに回したことで鉄くずが剥がれ落ちているためです。気分が悪い方は今後の画像も含め、スルーして下さい。
水道のハンドルを外すためにはこの狭い場所にネジザウルスの先端が入るタイプにする必要があります。
メジャーで測ってみると
約17mmです。
このスペースに先端が入るネジザウルスを買う必要があります。
どれくらい苦労したか
一応、私も大人の男性ですから、ネジザウルスを買う前に、可能な限りあらゆる手段で外そうとしました。
これらの工具を駆使してみましたが、全くネジは回りませんでした。
それだけネジが固いのです。
ネジザウルスの選択肢は2つ
【出典】株式会社エンジニア
「ネジザウルスGT」タイプの寸法をみると先端が「17.5mm」なので、これを買ってしまったら作業できずに泣いていました。
※実際には先細りしているので入ったかもしれませんが、出来るだけリスクを避けました。
となると、選択肢が2つに絞られました。
【選択肢①ラジオペンチタイプ】
狭くて奥まった所のネジが取り出せるラジペン型「ネジザウルスZ」
全長:190mm
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ひとつ目の選択肢がこちらのラジオペンチタイプの「ネジザウルスZ(PZ-60)」です。
細いところでの作業もできます。
しかし、その先端の細さゆえ「パワー(掴む力)不足もあるのではないか」という不安もあり、相当固いネジとにらめっこをしていました。
【選択肢②先端スリムタイプ】
スリムな先端で狭所作業が簡単「ネジザウルスM2」
全長:120mm
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【出典】株式会社エンジニア
こちらの寸法を確認すると先端部の太さが「12mm」となっており、細さをクリアしています。
そしてラジオペンチタイプよりも先端が太いため、パワー(掴む力)もありそうです。
ということで、私はこちらの「ネジザウルスM2(PZ-57)」を購入することに決めました。
購入した結果
ネジザウルスM2が到着しました。
想像していたものより小型で軽量でした。
「これでネジが外れるかな…」
「どりゃ!どりゃっ!」と回してみました。
※汚くてすいません。サビと鉄が剥がれ落ちたものが写っています。
なんと意外とあっさりと固くてなめたネジを取り外すことが出来ました!
ネジザウルス凄い!
最後に
今回は、実際に「ネジザウルスM2」を購入し、固くてなめてしまった浴室の水道のハンドル内のネジを外してみた口コミ&レビューをご紹介しました。
最悪の場合、電動ドライバーを購入するか、ドリルで破壊するか、と思っていましたが、ネジザウルスを使用してねじを外すことが出来ました。
これは「良い買い物をした」と本気で思いました。
もし、バカになったなめたネジや固くてどう足掻いても回せないネジでお困りでしたら、是非試してみて下さい。