損保ジャパンが2020年度末までに、従業員数を17年度比で4000人程度削減し、介護などを手掛けるグループ企業に配置転換をする方針であるというニュースが流れてきました。
このニュース報道に対して、Twitter上では現役介護士たちの様々な反応があり賛否両論があるようです。
今回は、金融業界から介護業界への配置転換に関するニュースの現役介護士達の賛否両論の反応をご紹介したいと思います。
(スポンサーリンク)
もくじ
ニュース概要
損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転
損害保険ジャパン日本興亜が2020年度末までに、従業員数を17年度比で4000人程度減らす方針であることが24日、分かった。全体の約15%に相当する。ITを活用し、業務の効率化を進める。余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換し、新卒採用も抑える。希望退職者の募集は予定していない。
20年度末の従業員数は2万2000~2万3000人程度に減り、人件費などを年約100億円圧縮できる見通し。
金融業界では、三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手行も、ITを活用した人員削減を急いでいる。
【出典】時事通信社
Twitter上での現役介護士の反応
否定的な意見
「余った従業員は介護へ」だって。
誰でもできる仕事じゃないのに。
介護は多くの方の命と生活に関わる職業
専門性とスキルは欠かせない。 https://t.co/AqpckVtblY— 介護士ママさん (@kaigoshimamasan) June 25, 2019
余った従業員を介護事業の会社に配転するって、介護の仕事を舐めてんのか。こんな方針の会社が手がける介護施設に、果たして自分の大切な肉親を預けられるか。https://t.co/WWcbPYKWRM
— 中村剛(take-five) (@take___five) June 25, 2019
この記事介護の事バカにしていないか??
なんか使えない奴を左遷する先が介護事業って介護をメインにしている人に失礼なんじゃないのか?https://t.co/arnVS8JKY1
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) June 25, 2019
老人ホームは人生の墓場。
利用者にとっても、職員にとっても。
— 新田奈々@ダイエットなう (@nittanana) June 26, 2019
https://twitter.com/ntya1231/status/1143368606564044801
余った従業員を介護に回すとか舐めてるとしか思えん
【介護】損保ジャパンさん、凄い左遷方法を編み出す・・・ : ハムスター速報 https://t.co/ivNMQLlLU1— 介護福祉士sukekiyo (@BBkakgo01) June 25, 2019
「介護は誰にでもできる仕事ではない」という意見や「余った人材を介護に回す」ということについて違和感を感じている介護士が多いようでした。
肯定的な意見
これに対して、「介護は誰でもできるもんじゃない」なんて言う人多いみたいだけど、どんだけ自分を過大評価してんの?って思っちゃう。
自分でもそこそこやれてるんだから、誰でも結構やれちゃうんじゃねぇ?
僕なんかでもそこそこやれてるから、やれると思うよ。https://t.co/RrFM7DhnBH
— はじめちゃん (@hajimechan2001) June 26, 2019
余った社員を介護へ、、のアレで介護は簡単に出来る仕事じゃないんだぞ、ってやつ、そんなんだから人材不足なんだけどね?余ったと言われた社員たちは傷ついているんだよ、ほか沢山ある選択肢から選んでくれたなら、受け入れて、応援するとこだよ。
— しーちゃん (@jiyon_c) June 25, 2019
いったいどんな人なら介護現場で働いていいの?w
最初っから何でも出来ちゃう未経験新人なんていないぞ?
あれはダメこれはダメなんて言ってるから、どんどん人手不足になるんじゃない?そろそろ気がついた方がいいよね?自分たちのその考えが人手不足を招いてるってことを。— しーちゃん (@jiyon_c) June 26, 2019
「人材不足の介護業界に4000人もの人材が来てくれることはありがたいこと」「新人職員として頑張ろうとしている人達を広い心で迎い入れてあげることが大切」「余った人材は気に食わないなんて言っているからいつまで経っても人材不足なんだ」という意見がありました。
最後に
今回は、損保ジャパンが従業員を4000人削減し、グループ企業の介護事業などに配置転換するというニュースに対する現役介護士たちの反応をご紹介しました。
肌感覚ですが、否定的な意見の方が多いような気がします。
「介護は誰にでも出来る」「介護は単純作業」「介護は低スキルの仕事」という発言や報道などで、現役介護士たちもプライドを傷つけられたり貶められたりすることが多いため、今回も「余った人材」という報道の言い回しに違和感や不快感を示す人が多かったのかもしれません。
今後益々「超高齢社会」になっていく中で、介護の仕事は無くてはならない重要な職業です。
まずは介護業界の低賃金や労働環境の改善が急務ではないでしょうか。
そして、1人でも多くの「優秀な人材」を確保していく必要がある業界だと思います。