まもなく夏の参議院選挙の投票日ですね。
候補者は様々な方法で選挙運動をしています。
昔であれば、政見放送や街頭演説が主流でしたが、最近はそれらに加え、Twitter等のSNSやYoutubeを駆使して賑やかな状況になっています。
選挙当日に仕事や用事があって投票に行けなくても、事前に不在者投票をすることが出来ます。
選挙になるといつも言われるのが「投票率の低さ」です。
選挙は自分(国民)の意思を国政に反映させるための制度なのですが、選挙の投票に行かない人がまだまだ多いようです。
その大きな理由のひとつに「投票したい候補者がいないから」という理由があるのではないでしょうか。
確かに「投票したい人が居ないのに選挙に行っても仕方がない」と考えてしまうのもわからなくありません。
しかし、仮にそうであっても選挙に行って投票するのが国民としての在るべき姿なのです。
では、「投票したい候補者がいない場合」はどうすればいいのでしょうか。
今回は、「投票したい候補者が居ない場合の2つの解決法」について記事を書きたいと思います。
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もくじ
投票したい候補者が居ない場合の2つの解決法
そもそも「投票に行かない」という選択肢は論外ですので、投票に行く前提で解決法を2つご紹介したいと思います。
解決法①「消去法で選ぶ」
自分が生活している日本の政治家を選ぶ選挙なのに、大変悲しいことではありますが「消去法」で候補者を選ぶ方法です。
「この人は絶対ダメ」
という人から順番に消去していき、残った候補者に投票をします。
最後に残った候補者は「この人ならまだマシ」と思える人が残っているはずです。
こういったやり方を「消去法選挙」と呼びます。
そもそも自分の考え方と全く同じ人間なんて存在しないのですから、「マシな候補者を選ぶ」という方法はスタンダードな方法です。
マシな候補者を見つけるために「消去法」をするのです。
解決法②「白紙投票をする」
消去法をしていっても「マシだと思える人が1人も居ない」「全員ダメ」という場合もあるかと思います。
全員ダメだと思っているのに誰かに投票しなければならないなんて「トランプカードが全部ジョーカーの状態で、どのカードがいいの?」と言われているのと同じです。
「消去法」をしたら全部消えてしまうため、結局投票に行かない人も多いのではないでしょうか。
しかし、そんな時は「白紙投票」をしましょう。
白紙投票とは、候補者の名前を書かずに投票することです。
白紙投票をするとどうなるのかというと「無効票」になります。
あなたが白紙で投票した票は「無効」なのです。
「無効になったら意味がないのでは?」
「無効にするくらいならやっぱり行かない方がマシ」
と思われるかもしれませんが、そうではありません。
仮にどこかの政党のどこかの候補者が当選するにしても、その選挙結果から
「今回の選挙の投票率は高く、その中でも白紙投票(無効票)が誰よりも多かった」
という結果になればどう受け止められるでしょうか。
「国民の多くは、どの政党、どの政治家にも期待していない」
「今の政治や政治家に不信感を抱いている」 「白紙投票の多さは不信任票であることを意識づけさせる」 |
という効果が期待できます。
つまり、わざわざ投票所まで足を運び、無効票となってしまう白紙投票をすることは
「どの候補者にも入れたくないような日本の政治はどうかしてるぜ!」
という意思表示になるのです。
そして、無効票ばかりの状態であれば、その結果から「今よりはマシな日本の政治」についての議論も深まっていくのではないでしょうか。
最後に
今回は、選挙で投票したい候補者が居ない場合の2つの解決法について記事を書きました。
選挙を棄権してしまうことは、日本の政治や政策や方針に対して意見を言ったり改善を求めることさえ棄権してしまうことになります。
自分のためにも選挙は是非行きましょう。
そして、今回ご紹介した2つの解決方法が、少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。