最近、某テレビ局の「ゴチになります!」という番組を観ていて思ったことがあります。
「フカヒレってそんなに美味しいの?」
ということです。
画面で観ている限りではとても美味しそうで、食べたタレントも「美味しい~」の連発です。
しかし、実際にフカヒレを食べたことがない庶民の私はフカヒレが本当においしいのか、高いお金を払う価値があるだけの代物なのか、ということが気になってしまいこの記事を書くことにしました。
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もくじ
フカヒレっておいしいの?
よくよく思い出してみれば、「フカヒレ入り餃子」や「フカヒレ入りスープ」は食べたことがあるかもしれません。
でもあまり記憶に残っていないことと、「美味しい!」と感動した記憶がないことを考えれば、ここで言うフカヒレはやはり「フカヒレの姿煮」になります。
「フカヒレそのものを食べる」ことで感動するようなおいしさが味わえるのでしょうか。
フカヒレとは
そもそもフカヒレとは何なのでしょうか。
フカヒレとは、大型のサメのヒレを乾燥させたものです。
主に中華料理の高級食材として使用されています。
つまり、フカヒレと呼ぶには「乾燥」が必要なんですね。
フカヒレの味は?
フカヒレ自体には味や香りはなく、歯ごたえや食感を楽しむ食材のようです。
春雨の歯ごたえや食感がフカヒレに近く、最終的には味付けで味が左右される代物なのです。
つまり、「料理店の腕次第」となるので、番組に出るような有名料理店のフカヒレが「おいしい」と言われるのは当然なのですね。
何故高級なのか
無味無臭で春雨そっくりならば春雨でもいいような気がします。
何故、フカヒレはあんなに高級なのでしょうか。
①希少性
サメ1匹から取れるフカヒレは0.5%~1%と言われています。
そもそもサメ自体の捕獲量がそれほど多くはなく、そのサメから取れるフカヒレもごく僅かのため、相当希少性が高いと言えます。
希少性が高いものはお高くなってしまうのは当然ですね。
②手間暇が掛かる
食材としてのフカヒレを完成させるまでに手間暇が掛かります。
生のフカヒレを加熱して、表面をブラシでこすりザラザラとした鮫肌を取り除き、油脂分を落とし天日干しにして、やっと乾燥品が完成します。
乾燥したフカヒレを調理するためにも、水にさらしたり弱火で煮たり、更に皮を剥いて水にさらしたり…と長い日数が掛かるようです。
その後、やっと調理で味付けをして煮込み「フカヒレの姿煮」が完成します。
1から調理するのは素人には難しいかもしれませんね。
器に盛りつけされて食べれる状態になるまで長い時間と手間暇が掛かる食材のため高価なんですね。
③栄養価が高い
「歯ごたえや食感は春雨と同じ」とは言っても、フカヒレの場合は含有している栄養価が高い食材になります。
タンパク質、ビタミン、ミネラル、カルシウム、コンドロイチンが豊富に含まれています。
確かに「フカヒレは、お肌に良い」と聞きます。
無味無臭であっても栄養価が高いので高級品なのですね。
最後に
今回は、「フカヒレっておいしいの?何故あんなに高級なの?」という疑問について記事に書きました。
一度は食べてみたい「フカヒレの姿煮」ですが、お高くてなかなか手が出ない小市民の私です。
素人が家で調理するのも食材の性質上難しいと言えます。
少しでもお安くおいしいフカヒレの姿煮を食べようと思ったら、味付けがしてある調理済みのものを購入するのが無難かもしれません。
そうは言ってもやはり数千円はしますから、年に何度も食べれるものでもありませんね。
テレビ番組のように「誰かにゴチになれたら最高」ですね。