テレビなどを観ていると、プロと言われている「コック」や「料理人(シェフ)」の殆どが「男性」です。
料理は「女子力」のひとつと言われることもあるのに、「プロの料理人は男性ばかり」ということを不思議に思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、プロのコックや料理人(シェフ)に男性が多い5つの理由について記事を書きたいと思います。
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もくじ
コックや料理人に男性が多い理由
料理と言っても、その種類や内容は多種多様です。
例えば
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などなどがありますが、それらを代表するような料理人やシェフを思い浮かべるとやはり男性ばかりです。
では、何故男性ばかりなのか、その理由をみていきたいと思います。
理由①「体育会系の職業」
料理は繊細な味やテクニックが必要とされる一方、労働環境や人間関係は体育会系の職業のようです。
確かに師弟関係や上下関係は厳しいと言われていますし、仕込みなどで長時間の労働が要求される仕事です。
また、重い鍋やフライパンを片手で使いこなす体力や腕力も必要ですし、1日中立ち仕事となるので精神力も要求されます。
そうなると「男性の方が向いている」ということになるようです。
理由②「長い修行が必要」
プロの料理人になるためには、長い修行が必要になります。
これに耐えてこそプロの料理人になれるわけですが、女性の場合は「生理、結婚、妊娠、出産」などによって、なかなか修行が続けられないという理由があるようです。
確かに、そういった体調の変化や人生の転機によって、普段通りの修行がしづらいこともあるかと思います。
修行が続けられなければプロの料理人になれないわけですから、結果「男性の方が多い」ということになるようです。
理由③「一定の味覚が要求される」
プロの料理人たるもの、一定の味覚で一定の味の提供が求められます。
日によって味付けが違っていたらプロ失格です。
女性の場合は、生理や体温の変化などによってホルモンも変化しやすく、その影響で味覚が変わってしまい一定の味を提供できないことが理由とされているようです。
確かに妊娠すると「酸っぱいものが食べたくなる」というのはよく聞きます。
プロの料理人であれば、一定の味での料理の提供が求められるので「男性の方が向いている」ということになります。
理由④「生ものを扱うことが多い」
女性の指先の体温は男性よりも高いとされており、「生ものを扱うことの多い料理人には向かない」という理由もあるようです。
しかし、世の中には末端冷え性の女性も多く存在しますし、指先の体温が高ければ「水などで冷やしてから料理をすれば良いのでは?」と思ってしまいます。
ちょっとこの理由の信憑性は高くないと思います。
恐らく「女性の料理人が少ない理由」の後付けとして考え出された理由なのではないでしょうか。
理由⑤「職人の伝統」
昔からの伝統で、「職人=男性」という風潮があったこともひとつの理由とされています。
また、調理場に男女がいることで色恋沙汰が多発することになれば仕事どころではなくなります。
その結果、料理人に男性が多いという結果になっているようです。
しかし、時代の変化とともに、女性の職人や専門職も増えていっているので、今後は女性の料理人も増えてくるのかもしれません。
最後に
今回は、プロのコックや料理人(シェフ)に男性が多い5つの理由について記事を書きました。
確かに、男性が多い理由がわかったような気がします。
見習いや新人の時は特にハードな職業です。
しかし、その時代を耐えて一人前になれば、ホテルや料亭などの看板を背負って華々しく働くこともできますし、独立して自分の店を持つことも可能な夢のある職業です。
男性よりも女性の方がハードルが高くなりますが、必要な資質を備えていれば女性でも目指すことは可能です。
ただ、現実として「今のところ男性の方が多い」というのは間違いがないようです。